妊活をしようと思ったら持病もちでした。

よちよち母の育児日記

妊活しようとしたのに持病発覚

私は33歳で結婚し、35歳で第一子を出産しました。

夫とは私が31歳のときから付き合い始めましたが、経済的な不安もあり、約2年近くが経っても夫はあまり結婚には前向きではありませんでした。

とは言え、私は心のど真ん中で、

女には賞味期限があるんだから!!早く結婚しなければいけない・・・。

子どもも生まなければいけない!

とかなり焦っていたので、渋る夫を半ば強引に説得し、なんとか結婚することに成功しました(苦笑)

私は30歳をゆうに超えていたので、

結婚したら子どもは早めに生まないと・・・。

と思っていましたが、結婚する少し前くらいの時期から体調が悪い日が増えていきました。

ストレスのせいか日々、不定愁訴で絶対にどこか悪い・・・。

動悸、倦怠感、不眠、、、、。

結婚する前に精密検査をして原因を調べようか迷いましたが、夫は

”結婚してから検査すればいいじゃないか”

と勧められ、結局言うとおりにしました。

そして結婚後に受けた精密検査の結果、ホルモン異常で主治医からは最低3年以上の治療が必要と言われてしまいました。

当時、私は33歳。

3年て言ったら36歳じゃないか・・・。どんどん子どもから遠ざかる・・・。

しかも主治医からは、

今の状態で妊娠はまず無理だと思うけど、今の状態で万が一妊娠すると赤ちゃんに異常が出る可能性も有るから避妊は必ずしてください。

と言われてしまいました。

そして結局、1年近い投薬生活が始まりました。

ただ、幸いなことに結果が1年くらいで落ち着いたので、セカンドオピニオンも行い、転院した先の医師の勧めもあって35歳で出産に至りました。

妊活のスタートラインに立てなかったこと

私は結婚と同時に持病が発覚して、妊活どころか治療が先に始まることになってしまいました。

子どもが欲しいっていう理由で結婚したから罰が当たったんだ。。。

結婚前にも婦人科系の病気に掛かっていたこともあり、年齢的にも自分の人生に子どもはないのかなぁ・・・と落ち込んだこともありました。

でも、結婚してすぐに妊活ができなくなったことで、良かったことがあります。

それは夫と楽しく生きていければいいや、

と思えたことでした。

治療はいつまで続くか分からないし、もしかしたらこのまま子なし夫婦になってしまうかもしれない・・・。

そうでなくても自分は晩婚で、周りの友達はもう何人も産んでるのに・・・。

当時の私は焦りと不安でいっぱいでした。

でも持病が発覚したときの夫のリアクションは、

”俺は奥さんがいてくれれば、子どもはいなくても良いよ~(^^♪

たろうと一緒にいたいから結婚したんだし!”

と特に責めることも同情することもなく、今まで通りに接してくれました。

これは本当に有難かったですし、この人を選んで良かったと心から思いました。

でも、夫をお父さんにしてあげたいのに、、、とは少し思いましたが(;_;)

妊活ができなくなってからは、すっぱりと子どものことは忘れるようにしていました。

いや、できるだけ、といった方が良いかもしれません。心のどこかで焦りつつ、諦めるみたいな感じです。

もう、どうせ妊娠しないなら、今の自分たちの人生を思いっきり楽しもう!

子どもができたらできないことをやろう!

という気持ちに切り替えるよう努力していました。

旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、ディズニーランドに行ったり、映画を4Dで観たり・・・とにかくしこたま遊んでやろう!!

と、なけなしの給料を自分たちのためだけに使っていました。(苦笑)

欲しかったのは本当に子ども?

いまだに結婚も、出産も、本当に自分で望んだことだったのかな?と思うことがあります。

というのも私は子どもが大嫌いだったからです。(苦笑)

私は小さいころから、

”女は女らしく、男は男らしく”

というジェンダーの価値観を持つ親に育てられてきました。

親の価値観と自分の価値観が合わず、ずいぶん悩んだこともありました。

例えば、

結婚はしないといけない

妻は夫より優秀ではいけない

結婚したら夫に尽くさなければいけない

結婚したら子どもは生まなければいけない

きょうだいがいないとかわいそう

などなど・・・。

独身時代はいつも、結婚はしなければいけないものだし、子どもも産まないといけない。と無意識にずっと思っていました。

親のアドバイス通り?結果的に私は結婚もしたし、子どももいます。

家族が持てて、とても幸せです。

でも、これは”そうしなければいけない”と周囲から言われてそうするものではなくて、

自分で納得できる道を選択することが大事ということです。

この”ねばならない論。”に私は翻弄されることが多く、日々生きづらさを感じています。

ちょっと立ち止まって理論的に自分の意志で考えたり、決めたりできたら良いのですが・・・。なかなか難しいんです。

一緒にいてくれる家族からしても失礼な話ですが、

子どもを持つことが社会的ステータスになる、だから結婚して子どもを持たないと人の道に背くし、一人前の人間にはなれない!!

そんな風に心のどこかでほんの少しだけ思っていました。

そんなことは絶対にありません!どんな生き方をしても人に迷惑を掛けなければいいはずなのに。

”ねばならない”という考え方は時と場合に視野が狭くなってしまい、とても生きづらいです。

まぁ、これからの日本は家族を持つのが少数派になっていくと言われていますが・・・(笑)

いずれにしても多様性が認められて自分の生き方に自信が持てる、色んな選択肢が持てる、自分の子ども達にはそんな未来があるように自分自身の考え方も時代に合わせてアップデートしていかなければ・・・!と感じる今日この頃でした。

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