「誠実に働いてきてよかった」

わたしの働き方記録

――8年ぶりに届いた、思いがけない仕事のオファー

 

昨日、かつて一緒に働いていた上司から、突然ご連絡をいただきました。
なんと、新しく立ち上がった社内プロジェクトの部長に就任されたとのことで、
「一緒に働かないか」と声をかけてくださったのです。

連絡をいただいたのは、もう8年ぶりくらい。
私がまだフルタイムで理化学分析の仕事をしていた頃。
部署は違っていたため、私の仕事ぶりを直接見ていたわけではありませんが、
社内で雑談をしたり、たまにご飯をご一緒したりする、そんな間柄でした。

 

時短勤務と育児――自信を失っていく日々

時短勤務を始めて、もう3年以上が経ちました。
育児との両立。制約の多い働き方。焦り。
そして、自信喪失との静かな戦いの日々。

子どもの体調で、しょっちゅう仕事を休む。
それも突然に。

頼まれる仕事が減っていく。
「自分が必要とされていない」と感じる瞬間が、確実に増えていく。

大好きだったはずの仕事に、誠実に向き合えなくなっていく自分。
それが本当に、つらかった。

時短勤務って、まるで信頼口座の残高が
じわじわ減価償却されていくような感覚なんです。
少なくとも、私にとってはそうでした。

 

だからこそ、オファーがうれしかった

そんな中いただいた今回のオファーは、
本当に嬉しかったです。

なにより感じたのは――

**「誠実に働いてきてよかった」**という気持ち。

「きっと、あの頃の私が積み上げていた“信頼の貯金”が
今、こうして形になって返ってきたんだ」

そんなふうに、思えたんです。

 

でも、私はオファーを断りました

…と、ここまで読んでくださった方はきっと思うでしょう。

「じゃあ、オファーを受けたの?」

答えは――ノーです。

受けたかった。
でも、期待に応えられる自信がありませんでした

私の子育ては、まだ道半ば。
子どもは最近も体調を崩したばかりで、
またいつ入院になるかわからない状況です。

せっかく声をかけていただいたからこそ、
私はベストな状態で仕事に向き合いたかった。

「がっかりさせたくない」

そう思ったから、今はまだその時じゃないと判断しました。

 

だから、ブログを再開します

今回の出来事で、強く思いました。
**「私はまだ、仕事が好きなんだ」と。
そして、「またいつか現役に戻りたい」**と。

だから私は、自分にできることを始めます。
再び、ブログを書くことにしました。

今まで仕事で学んできたことを、棚卸ししておこうと思います。
そのために、**「分析と科学」**というカテゴリーを新たに設けました。

分析屋としての腕が落ちていくことを恐れるのではなく、
今この瞬間に、自分ができることを大切にしていきたい。

 

制約があっても、自分を磨き続けていく

時短勤務でも、制約があっても、子育て中でも。

私は、自分の道をあきらめたくありません。
いつかまた現場に戻ったとき、後悔しないように。

静かでも確かな努力を続けていこうと思います。

――制約のある中でも、自分を磨き続けていく。
――そして、楽しい人生を生きていく。

そんな思いを込めて、このブログを再始動します。

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