となりの億万長者

となりの億万長者ー成功を生む7つの法則ー

トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ著書の『となりの億万長者』を読みました。

どういう人がお金持ちになるのか？

お金持ちの人の7つの法則を紹介します。

彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する
彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく分配している
彼らは、見栄を張るよりも、お金の心配をしないで済む方がずっと大切だと考える
彼らは、社会人となった後、親からの経済的援助を受けていない
彼らの、子ども達は経済的に自立している
彼らは、ビジネスチャンスをつかむのが上手い
彼らは、自分にぴったりの職業を選んでいる

今回はこの中で特に心に残った、『4.子どもを経済的に自立させること』について書こうと思います。

お金持ちの人は自分の子どもに経営者を継がせることをあまり好まないそうです。

なぜなら、自分がしこたま苦労してきたから！(苦笑)

自分の子どもには同じ苦労は味わわせたくない、ビジネスを当てるのは大変！

だからお金持ちは自分の子どもを経済的に自立しやすい医者や弁護士といった社会的地位の高い職業に就かせるよう教育費を惜しまないそうです。

では彼らはなぜ、お金持ちになれたのか？

それは彼らの多くがリスクをとってビジネスを起こし、自分をコントロールする固い意思や強い決断力、勇気を両親から教えられているからです。

お金はないかもしれないけど、成功するために大切な不屈の精神を与えられている、貧しかったからこそハングリー精神でがむしゃらになんとかする！

可愛い子には旅をさせよ

っていう感じでこれが功を奏するのです。

しかし、お金持ちは”成功するにはお金は二の次で、ある程度のガッツが一番大事だ”ということをだんだん忘れてしまいます。そして自分と同じ苦労をさせたくないがために、自分の子どもには『なに不自由ない生活』を与えてしまいがちなので、子どもの方はどんどん自分で判断する力や責任感がなくなり、親の懐をあてにするようになる・・・というあまりよろしくないサイクルに陥りがちだというのです。

何とも皮肉(苦笑)

いつまでも、あると思うな親と金(苦笑)

だから子どもにはむやみにお金を与えたり、欲しいものをなんでも買い与えたりしない方が、のちのちの本人のためになる！らしい。

うちは貧乏だったので買ってほしいとおねだりさえできなくて、社会人になって自分のお金で欲しいものが買えるようになったときはホントに自由を感じたなぁ～

でもおかげで今も貧乏暮らしには馴れっ子だし、ほそぼそ仕事も続けていられるし、まぁ、貧乏で良かったのかも(苦笑)

子どもの金銭感覚の養い方

じゃあ億万長者の人たちは子どもにどんな教育をしているか？

経済観念のある子どもを育てる上で大切なことを挙げておきます。

子どもには倹約とけじめを教える
現金や高価なものを駆け引きに使わない
巣立った子どもの家庭に立ち入らない
子どもと競わない
成功をお金ではなく、何を達成したかで計る
お金よりも大切なものがあることを教える

具体的に言うと、

強い子になること
自分を哀れまず、大切にすること
物を粗末に扱ってすぐに新しいものに交換しようとせずに大切に使うこと
親が一生懸命稼いだお金を無駄にしてはいけないこと
ものを使ったら元の場所にもどすこと
いつも明るく、助けを必要と必要としている人には進んで手を差し伸べること

物やお金を大切に扱う習慣を身に付けること、自分を大切にして強い自制心を身に付けること、そして人生において大切なことは『健康で、良い人間関係を持ち、大好きな仕事に就き、自分にも他人にも正直に誠実に生きていくことで結果的にお金はあとからついてくるものなんだ』、ということ。まずは自分自身が思えるように楽しく生きていきたいですね。